「CSS」と一致するもの

先日の記事で、 ブログシステムとしてGhostを使ってherokuにデプロイする話を紹介しました。

ところが使い始めてみるといくつか問題がありました。

  1. herokuはアクセスが無いとスリープするので、サイトを初めて開くときに時間がかかる
  2. 常にアクセスが来るとスリープはしなくなるが、Freeプランの範囲を越えてしまい、Hobbyにアップグレードするように催促が来る
  3. 画像ファイルを置けないのはやはり多少不便である

そこで、hexoに移行してみることにしました。デプロイ先はgithub.ioです。 github.ioがどこまで使えるのかは分かりませんが、少なくともherokuのfree planよりはよさそうです。

hexoはghostと違ってスタティックなサイトを生成するだけですが、markdown形式のファイルを入力とするので、 移行は比較的楽かと期待しました。 Ghostのmarkdownプレビュー機能は便利だったのですが、それは残念ながら諦めることにしました。ちゃんと探していませんが、オーサリング側の拡張もありそうです。

移行時に気づいたことをまとめておきます。 全体的に、Ghostの方が出来が良くて、hexoでやりたいことを再現するのに苦労した感じです。

markdownの変換が不完全な場合がある

Ghostでは問題なかったmarkdownの変換がhexoではうまく行かないケースがいくつかありました。 今回テンプレートにhandlebarsを使ったのでそれが原因かもしれません。 例えば、{{foo}}のような記述がうまく変換できませんでした。&#x7b;{foo}}とすることで解決。 他にも、<code>の変換結果が異なりました。これは問題という訳でもないですが。

handlebarsがサポートされていない

Ghostで標準のhandlebarsがhexoではコミュニティサポートであり、サポートされていませんでした。 どうやら、hexo v2からhexo v3で大幅な変更があったようで、プラグインなどが追従できていないようです。 これはなんとかしました。

Casperの移植が大変だった

Ghostの標準テーマであるCasperががシンプルで使いやすくて気に入っていたのですが、 hexoのテーマには似たようなものがありませんでした。以前のCasperを移植したものはありましたが、 機能やデザインがいまいちでした。 Ghostに戻ろうかと何度も挫折しましたが、結果的になんとか自分が使いたいCasperの機能とデザインは移植できました。

まとめ

当初の目的であった、herokuの課題への対応は、github.ioになったことで解消されました。 hexoで苦労したのはどれもCasperを使おうとしたことに起因するので、もっと素直に使う分には問題ないかもしれません。 苦労したおかげでテーマのテンプレートやCSSは理解が進んでいじりやすくなりました。

最後に一つ学んだこと、Ghostすごい。WordPressを置き換えることができるかもしれません。 (ただ、単純に代替として使うという意識ではきっとダメです、新世代に移行するという意識でないと)

機会があったらどこかでGhostもまた使いたいです。

あまりにも特殊な話なので書くか迷ったのですが、記録のために書いておきます。

Ghostはnode.jsベースのブログシステムです。 先日、Ghostをherokuにデプロイする話を書きましたが、 使ってみて一つだけ不便に感じることがありました。

エディタでC-hが効かないのです。

C-hというのは普段Backspaceの代わりに使っているキーバインドで、 Ctrlキーを押しながらhを押します。ないと困る人には困るのです。 ブラウザでも使えるようにしています。しかし、これが困るのはLinuxユーザだけかもしれません。 OSXの場合はCtrlではなくてCommandがありますし、Windowsの場合はそもそもC-hが効かないと思います。

GhostのMarkdownエディターは気に入ったので、なんとかしてC-hを使えるようにしたいところ。 ちなみに、C-hが使えない理由はC-hがGhostのショートカットに割り振られていて、 ヘッダータグの挿入になるからです。 ちょっと調べてみましたが、本家Ghostではすぐには解決しそうにない(あまりに特殊環境か)ので、 forkすることにしました。

https://github.com/dai-shi/Ghost

です。修正したコードはほんの2行です。 C-hとC-bに設定されていたショートカットをC-S-hとC-S-bにしました。つまり、Shiftキーも同時に押した時だけショートカットが有効になるようにしました。

さて、これをghost-on-herokuでも使いたいのですが、一筋縄では行きませんでした。 というのも、gitリポジトリからcloneしてデプロイするには、gruntのタスクを走らせて ビルドする必要があるからです。手動でやるのは簡単ですが、これをnpmでやる必要がありました。

結果的には、ghost-on-herokuのpackage.jsonを次のように修正することで解決できました。

diff --git a/package.json b/package.json
index 3af466a..aec84be 100644
--- a/package.json
+++ b/package.json
@@ -10,14 +10,37 @@
   "private": true,
   "version": "0.6.4",
   "dependencies": {
-    "ghost": "0.6.4",
+    "ghost": "https://github.com/dai-shi/Ghost/archive/0.6.4-for-emacs-keybinding.tar.gz",
     "ghost-s3-storage": "~0.2.1",
     "pg": "latest"
   },
+  "devDependencies": {
+    "bower": "1.4.1",
+    "csscomb": "3.0.4",
+    "grunt": "0.4.5",
+    "grunt-bg-shell": "2.3.1",
+    "grunt-cli": "0.1.13",
+    "grunt-contrib-clean": "0.6.0",
+    "grunt-contrib-compress": "0.13.0",
+    "grunt-contrib-copy": "0.8.0",
+    "grunt-contrib-jshint": "0.11.2",
+    "grunt-contrib-uglify": "0.9.1",
+    "grunt-contrib-watch": "0.6.1",
+    "grunt-docker": "0.0.10",
+    "grunt-express-server": "0.5.1",
+    "grunt-jscs": "1.8.0",
+    "grunt-mocha-cli": "1.13.0",
+    "grunt-mocha-istanbul": "2.4.0",
+    "grunt-shell": "1.1.2",
+    "grunt-update-submodules": "0.4.1",
+    "matchdep": "0.3.0",
+    "top-gh-contribs": "2.0.2"
+  },
   "engines": {
     "node": "~0.10.0"
   },
   "scripts": {
+    "postinstall": "(cd node_modules/ghost/node_modules && ln -s -b ../../grunt-* .) && (cd node_modules/ghost/node_modules/.bin && ln -s -b ../../../.bin/bower) && (cd node_modules/ghost && grunt --force init && grunt prod)",
     "start": "node server.js"
   }
 }

devDependenciesはもう少し削れるかもしれません。 この修正に加えて、heroku configの設定も行いました。

$ heroku config:set NPM_CONFIG_PRODUCTION=false NODE_MODULES_CACHE=false

これで期待通りになりました。

今まで、Chromeアプリにはそれほど興味を持っていなかったのですが、 下記の記事でangular.jsと組み合わせているのを見て興味が湧きました。

https://developer.chrome.com/apps/angular_framework

これは、手軽に作れそうです。 Chromeのディベロッパーモードをオンにすると、 Chromeアプリをパッケージする前にフォルダ指定でアプリを実行できます。 しかし、コードをいじるたびにリロードボタンを押さないといけないです。

これは不便、なんとかして先日作った easy-livereload を使いたいと思って、Chromeアプリをexpressと組み合わせて 開発してみることにしました。

manifest.jsonやbackground.jsはサンプル通りに作って、 jadeはパッケージ化するときにコンパイルするようにしました。 package.jsonのscriptsはこんな感じです。

"build": "mkdir -p build; cp manifest.json public/*.js public/*.css build; jade views/main.jade --out build"

Chromeアプリのパスと合わせるようにexpessのルートを設定します。 ひと手間必要だったのは、httpで外部サイトにアクセスする場合です。 Chromeアプリではmanifest.jsonに書けば制限を外せるのですが、 expressでブラウザで動作させる場合はcross domainで引っかかります。 そこで、express側で中継するようにしました。

app.get(/^\/proxy-(http|https)\/(.*)/, function(req, res) {
  request.get(req.params[0] + '://' + req.params[1], {
    encoding: null,
    qs: req.query
  }, function(error, response, body) {
    if (!error && response.statusCode === 200) {
      res.type(response.headers['content-type']);
      res.send(body);
    } else {
      console.log(error, body);
      res.status(500).send('proxy error');
    }
  });
});

こんな感じです。場合によっては、ヘッダーなども中継する必要があるでしょう。 これをクライアント側から呼び出すときは、例えば次のようにしました。

var serverMode = $location.host() === 'localhost';
$http.get((serverMode ? 'proxy-http/' : 'http://') + 'www.foo.bar/hoge.json')

もっといい書き方があるかもしれませんが、まあとりあえずはいいでしょう。これで開発効率が格段に上がりました。

AngularでBootstrapを使うライブラリとして、以前の記事では、UI Bootstrapを紹介しました。

最近、AngularStrapも使ってみたので感想を書いておきます。

AngularStrapは初期の頃に名前を聞いたことがあるような気がします。確か、bootstrap v2の時代に。今では、AngularStrapもv2になってjQuery依存がなくなりました。いい時代の流れです。

さて、AngularStrapはUI Bootstrapと比べると根本的な設計思想は似ています。どちらも、bootstrapのcssだけ再利用して、javascript部分は作り直し、jQueryには依存しない、Look&Feelのカスタマイズ性を考慮している、と言ったところです。

しかし、使ってみるとだいぶ考え方に違いがあるような気がします。 UI Bootstrapはできるだけシンプルにbootstrapのcssを使えるようにしている一方、AngularStrapはbootstrapのcssをベースにしてよりリッチな機能を提供しようとしているようです。最大の違いは、アニメーションのサポートでしょうか。

簡単な例として、Alertの違いを見てみます。最初は、UI Bootstrap。

<alert type="{{alert.type}}" close="closeAlert(alert)">{{alert.content}}</alert>

これだけです。ng-repeatを使う例がドキュメントに載っていますが、直感的です。ng-showとも組み合わせられます。

次に、AngularStrapです。いろいろあるようですが、attributeを使う例。

<button class="btn" title="{{alert.title}}" data-content="{{alert.content}}" data-type="{{alert.type}}" bs-alert>Show alert</button>

buttonではなくdivで直接表示しようと思いましたが、できませんでした。ドキュメントではできそうなので、何か間違えているのかもしれません。 ng-showは使わず、オプションか属性でshowフラグを指定します。このあたり思想が異なる感じです。durationとか指定できるのは便利です。 alertは単純な機能なので、そこまで違いませんが、他の機能はもっと違いがありそうです。

個人的には、ui-bootstrapの方が使いやすいです。しかし、AngularStrapでアニメーションが簡単に使えるのも魅力的です。使い分けることにします。

人に勧めるのはどちらがよいか迷います。勉強が目的ならui-bootstrapでしょうか、リッチな機能が欲しいならAngularStrapでしょうか。

LiveReloadをご存知でしょうか。Web開発をするときに、ブラウザのリロードを省く機能を提供するものです。 類似のものとしては、Live.jsというのもあります。 また、Meteorでも実装されています。

一言で言うと、websocketでコネクションを維持して、サーバ側のファイル変更を通知して自動でリロードするものです。 CSSの場合はリロードせずに変更を適用することもできます。 livereloadは商用のようですが、そのコアのソースコードはMITライセンスで公開されています。

livereloadはブラウザ拡張を使うことがメインのようですが、javascript版のクライアントもあります。 javascript版だと、mobile safariでも動きます。 livereloadのnode.js用のサーバは、https://github.com/livereload/livereload-serverで公開されていますが、 これはそのまますぐには使うことができません。 平たく言うとプロトコルが実装されているだけで、実際に更新通知する機能は含まれていません。

そこで、簡単に使えるライブラリとしてまとめてみました。特徴をまとめると、

  • livereloadのサーバコードの最新版を使用(現在npmに登録されているlivereload系のモジュールはほとんど旧バージョン)
  • livereloadのクライアントコードの最新版を使用(npm化されていないのでnapaというモジュールで導入)
  • fs.watch()を使ってファイル変更を迅速に監視(node-watchというモジュールを使用)
  • node-devを使うことでサーバ側のファイル変更を監視して、クライアントを自動リロードする機能を追加
  • これらの機能をたった一行を加えるだけで使えるようにパッケージ化

となります。

プロジェクトページは下記です。

https://github.com/dai-shi/easy-livereload

最低限の使い方は、

app.use(require('easy-livereload')())

ですが、細かい設定はオプションを引数に与えることでできます。

本質的には他人が作ったライブラリを結合して簡単に使えるようにしただけですが、 相当便利だと思いますので、ぜひお試しください。

GitHub便利です。その一つが、Compare ViewのDiffです。Pull Requestを確認するときもよく見ます。コマンドラインでgit diffと普通にやるより見やすいです。

さて、背景は省略しますが、HTMLでdiffを表示したいと思いました。AngularJSでの利用を想定しているので、JavaScriptのライブラリが欲しいです。

ところが探してもあまり見つかりません。よくまとまっているのはこちら。

http://stackoverflow.com/questions/3053587/javascript-based-diff-utility

ちょっと古い投稿ですが。一番人気なのは、これです。

https://github.com/cemerick/jsdifflib

オンラインデモはこちら。

http://cemerick.github.io/jsdifflib/demo.html

だいぶ求めているもののイメージに近いです。 コードも枯れているらしい。 HTMLが出力されるので、Angularで使うならdirectiveを書かなければいけないですが、それは仕方ないですね。

これで行こうかと思ったところでしたが、なにか物足りません。 なんというか、見た目がワクワクしないのです。 改めてGitHubのDiffと比較してみると、全体的に色が濃すぎる。 あと、単語の差分がハイライトされない。色については自分でcssを書いて調整すればよいでしょうが、単語のハイライトはそれでは済みません。

というわけで、もう一度検索しました。見つけたのがこちらです。

https://github.com/rtfpessoa/diff2html

オンラインデモはこちら。

http://rtfpessoa.github.io/diff2html/

おお、おしゃれ。これですよこれ。なんとStar数は3でした。まったく注目されていません。コードも枯れていないでしょう。まだ不具合もあります。でも、魅力的です。これを使いましょう。

ところが、使うには一つ問題がありました。diff2htmlはdiffの出力を入力としているのです。例えば、

diff --git a/foo.txt b/foo.txt
---
+++
@@ -1,4 +1,5 @@
+zero
 one
 two
-three
+tree
 four

このようなものです。つまり、次はこれを出力するライブラリを探しました。いくつかありそうでしたが、比較的すんなり結合できたのはこちらです。

https://github.com/qiao/difflib.js

入力の行が配列になることと、出力の一行目のヘッダが付かないことなど不足点はありまして、それらは自力で対応しました。

最後にこれらを全部つなげて、angular.jsのdirectiveを書いてできあがりです。下記のような感じで使えるようになりました。

<my-diff path="foo.txt" old-content="one\ntwo\nthree\nfour\n" new-content="zero\none\ntwo\n\tree\nfour\n">

便利です。ちょっと気になることと言えば、依存javascriptが3ファイルもあって、グローバルに関数を定義するようなものであることです。なにかうまく隠蔽する方法があるのでしょうか。

AngularJSの流れにちゃんとついていくためng-europeをyoutubeで見ようと思い始めて一ヶ月が過ぎてしまいました。 まだ全部は見ていませんが、今日は一本見ました。興味深かったので記事にします。

https://www.youtube.com/watch?v=tfVA1syv-3o

AngularUIのui-bootstrapのお話です。 単にラップするわけではなくAngular流に作られているのと、カスタマイズ性を重視しているあたりは参考になります。

ui-bootstrapはBootstrap 3のcssのみを利用していてjavascriptの部分は全部書き直しているようです。つまり、jQuery依存もなしです。

ちょっと昔話を。当初、Bootstrap 2を使っていたのですが、クラス名などがどうも好きになれず、その後inkというcssフレームワークを見つけて 、しばらく使っていました。

その時から、inkのcssのみを使ってコーディングしていました。ロジックが必要な場合はAngular側で自前で作ってました。 例えば、カレンダーも当初はAngularUIのui-calendarを使っていましたが、 jQuery依存に抵抗があったため、カレンダーも単純な機能ならinkで自前で実装していました。

その後、Bootstrap 3が登場し、クラス名がinkのようにシンプルになったので、少し気に入ってBootstrap 3を使い始めました。でも、cssだけで、jsは使いません。例えば、alertもロジックはangularで自前で書いていました。と言っても、あまりコーディング量は多くなく、特に困っていません。

さて、話を戻しますと、ui-bootstrapは上記でやっていたようなことをちゃんとやっているような印象です。cssだけを使って、ロジックはangular用にdirectiveを設計してあるようです。 alertを見る限りでは単純なので自前で用意しても変わりませんが、他の複雑な機能はui-bootstrapのdirectiveを使うとだいぶ楽できそうです。

というわけで、jQuery非依存のui-bootstrapはおすすめです。

famo.usは描画エンジンです。 先日紹介したときに言及したデモは下記にありました。

こちら

このfamo.usをAngularと統合した人たちがいます。

http://famo.us/integrations/angular/

これがなかなかいいのです。famo.usはJavaScriptですべて書くのですが、ちょっと手続き的な感じになります。それをAngularのdirectiveに書けるようにするのです。ちゃんと、bindingも動くので、更新系がなんとも簡単なのです。Angularの経験があれば普通なので、特に驚きもないと言えばそれまでなのですが、これに慣れると、生のfamo.usを書くのは面倒くさく感じるようになるかもしれません。

というわけで、サンプルを作ってみました。 1つのHTMLにすべて詰め込みたかったので、single fileのfamous-angularを使いました。通常は、bowerでインストールする方法が紹介されています。

single fileのものはcdnにないので、http://rawgit.com/を使いました。ところで、rawgitはcdn版(beta)もあってすばらしいです。これは続いて欲しいものです。

さて、出来上がったサンプルは

こちら

です。ソースコードはgistにありますが、下記にも貼り付けます。

<html ng-app="MyApp">
<head>
  <title>famo.us angular sample</title>
  <link type="text/css" href="//code.famo.us/famous/0.2/famous.css" rel="stylesheet" />
  <link type="text/css" href="//cdn.rawgit.com/Famous/famous-angular/fee2b717a53ad762c9e3157580ce255901f4ccad/dist/famous-angular.min.css" rel="stylesheet" />
  <script type="text/javascript" src="//code.famo.us/lib/require.js"></script>
  <script type="text/javascript" src="//code.famo.us/famous/0.2/famous.js"></script>
  <script type="text/javascript" src="//ajax.googleapis.com/ajax/libs/angularjs/1.2.18/angular.min.js"></script>
  <script type="text/javascript" src="//cdn.rawgit.com/Famous/famous-angular/fee2b717a53ad762c9e3157580ce255901f4ccad/dist/famous-angular.min.js"></script>
  <script type="text/javascript">
angular.module('MyApp', ['famous.angular'])
.controller('MyController', ['$scope', function($scope) {
  $scope.items = [];
  for (var y = 0; y < 1; y += 0.1) {
    for (var x = 0; x < 1; x += 0.1) {
      $scope.items.push({x: x, y: y, color: 'yellow'});
    }
  }
}]);
  </script>
</head>
<body ng-controller="MyController">
  <fa-app>
    <fa-modifier ng-repeat="item in items" fa-origin="[item.x, item.y]">
      <fa-surface fa-size="[30, 20]" fa-click="item.color = 'red'" fa-background-color="item.color" fa-properties="{textAlign: 'center', lineHeight: '20px'}">{{$index}}</fa-surface>
    </fa-modifier>
  </fa-app>
</body>
</html>

Famo.us/Angularはまだ発展途上ですべての機能がdirective化されていませんが、今後に期待しています。

ng-conf 2014っていうイベントが1月にあったようですね。

YouTubeで動画が公開されている(でもすべてではない)ので助かります。とても勉強になりますね。ほんと、いい時代になったものです。

さて、Daniel ZenのTalkを見ました。AngularJSでモバイルアプリを作るために使えるライブラリがいっぱい紹介されていたのでメモしておきます。

PhoneGap

まず、PhoneGap。 今では、Open Sourceなんですね。

http://cordova.apache.org/

使ったことはないですが興味はあります。 一部ネイティブ関数にもアクセスできるようです。

http://en.wikipedia.org/wiki/Phonegap#Supported_platforms

APNも使えるようですね。個人的にはこれが一番大きいかな。

ngTouch

次は、ngTouch。 これは、Angularのモジュールです。タッチイベントを扱えるそうです。 一方、300ms問題だけなら、fastclickでよさそうです。

angular-mobile-nav

続いて、angular-mobile-nav。iOS5くらいのLook&Feelが簡単に作れるライブラリのようですが、READMEによるとangular-1.2だったらもっと簡単にできるということなので、今後使う機会はなさそうです。

angular-gestures

angular-gesturesは、その名の通りジェスチャーを使うためのディレクティブを提供してくれるようです。基本的には、hammer.jsのラッパーなのでしょうか。

angular-jqm

angular-jqmはjQuery Mobileのラッパーディレクティブです。jQueryなんて使わないぜ、と思っていたら、なんとこのライブラリ、jQueryとjQuery MobileのJSには非依存だそうです。つまり、jQuery MobileのCSSを使っているだけ。一気に気に入りました。そのセンスがいいです。機会があれば使ってみたいと思います。

AngularJS Native

これは、PhoneGapのネイティブ関数を呼ぶためのラッパーのようなものでしょうか。それぞれモジュールごとに分かれているようです。

angular-carousel

angular-carouselは、carouselを簡単に実現するためのライブラリです。 carouselってなんて訳すのでしょう?カルーセル? デモを見れば一発で分かると思います。

angular-snap

angular-snapは、snap.jsのラッパーディレクティブです。最近のモバイルアプリでよくある画面全体がスライドしてメニューがでるUIができるようです。snap.jsは依存ライブラリもなく、サポートブラウザも多く、設定も柔軟なようで魅力的です。

Ionic Framework

Ionic Frameworkは、PhoneGap用のフレームワークです。AngularJSも使われているとのことです。このフレームワークの範囲内でできることをやる分には簡単にできそうです。


その他、Tips等も紹介されていますので、興味がある方は直接スライドを見るとよいでしょう。

http://bit.ly/zen-ng-phonegap

以前の記事で書いたように、しばらくAngularUIのui-calendarを使っていたのですが、依存ライブラリが多い割りにあまり機能を使ってないので不満でした。

また、昨日の記事で書いたように、jQuery依存はやめたいと思ってました。

他にもいいライブラリはないのかと思って調べたのですが、見つかりません。というのも、どれもUI(CSS)とロジック(JS)がセットになっていてリッチなのです。もっと手軽にできないものでしょうか。

そこで、まずはカレンダーを表示するだけでいいと思って、以前紹介したinkを使って自力でやってみることにしました。

ロジックは、moment.jsを使います。このライブラリは単機能でAPIがきれいでいいです。

最初に完成系のスクリーンショットがこちら。

calscn.png

続いて、コードスニペットを貼り付けておきます。 まず、jadeファイルは次のような感じです。

.ink-grid(ng-controller="CalendarCtrl")
  .column-group.top-space.horizontal-space
    .large-20.content-left
      a(ng-click="updateCalendar(calTable.prevMonth)")
        i.icon-caret-left.icon-large
    .large-60.content-center
      .calendar-title {{calTable.title}}
    .large-20.content-right
      a(ng-click="updateCalendar(calTable.nextMonth)")
        i.icon-caret-right.icon-large
  .column-group.content-center.horizontal-space
    .large-100
      table.ink-table.bordered
        tr
          th æ—¥
          th 月
          th 火
          th æ°´
          th 木
          th 金
          th 土
        tr(ng-repeat="row in calTable.data")
          td(ng-repeat="cell in row", ng-class="{selected: cell.selected}", ng-click="selectCalendar(cell)") {{cell.display}}

ちょっと長いですね。HTMLに変換してなくてすみません。

次にコントローラです、下記。

angular.module('MyApp', []).controller('CalendarCtrl',function($scope, CalendarUtil) {
  $scope.updateCalendar = function(date) {
    $scope.calTable = CalendarUtil.getTableData(date);
  };
  $scope.updateCalendar(new Date());
  $scope.selectCalendar = function(cell) {
    if (cell.date) {
      $scope.calTable.selectedCell.selected = false;
      $scope.calTable.selectedCell = cell;
      $scope.calTable.selectedCell.selected = true;
    }
  };
});

最後に、CalendarUtilです。これも長い。もっと機能が充実したらモジュールとして切り出してもいいかもしれません。

angular.module('MyApp', []).factory('CalendarUtil', function() {
  var dowList = [0, 1, 2, 3, 4, 5, 6];
  function getTableData(selectedDate) {
    var selected = moment(selectedDate);
    var start = selected.clone().startOf('month');
    var end = selected.clone().endOf('month');
    var curr = null;  
    var selectedCell; 
    var data = [];
    for (var j = 0; j < 5; j++) {
      var row = [];   
      for (var i = 0; i < dowList.length; i++) {
        var dow = dowList[i];
        if (end) {
          if (!curr && dow === start.day()) {
            curr = start;
          }
          if (curr) { 
            var cell = {
              display: curr.date(),
              date: curr.clone().toDate(),
              selected: curr.isSame(selected, 'day')
            };
            row.push(cell);
            if (cell.selected) {
              selectedCell = cell;
            }
            if (curr.isSame(end, 'day')) {
              end = null;
            } else {  
              curr.add(1, 'days');
            }
          } else {
            row.push({});
          }
        } else {
          row.push({});
        }
      }
      data.push(row); 
    }
    return {
      title: selected.format('YYYY年MM月'),
      data: data,
      selectedCell: selectedCell,
      nextMonth: selected.clone().startOf('month').add(1, 'months').toDate(),
      prevMonth: selected.clone().startOf('month').subtract(1, 'months').toDate()
    };
  }
  return {
    getTableData: getTableData
  };
});

なんか読みにくいコードですね。もっとシンプルにしたいです。条件分岐が多すぎるような気がします。

こんな感じでできました。同様の機能をjQueryでやったらどうなるのかはちょっと気になります。あまりコード量は変わらないような気もしますね。でも、全体をangularで作るならこの方がいろいろ拡張しやすいと思います。