LiveReloadをご存知でしょうか。Web開発をするときに、ブラウザのリロードを省く機能を提供するものです。 類似のものとしては、Live.jsというのもあります。 また、Meteorでも実装されています。
一言で言うと、websocketでコネクションを維持して、サーバ側のファイル変更を通知して自動でリロードするものです。 CSSの場合はリロードせずに変更を適用することもできます。 livereloadは商用のようですが、そのコアのソースコードはMITライセンスで公開されています。
livereloadはブラウザ拡張を使うことがメインのようですが、javascript版のクライアントもあります。 javascript版だと、mobile safariでも動きます。 livereloadのnode.js用のサーバは、https://github.com/livereload/livereload-serverで公開されていますが、 これはそのまますぐには使うことができません。 平たく言うとプロトコルが実装されているだけで、実際に更新通知する機能は含まれていません。
そこで、簡単に使えるライブラリとしてまとめてみました。特徴をまとめると、
- livereloadのサーバコードの最新版を使用(現在npmに登録されているlivereload系のモジュールはほとんど旧バージョン)
- livereloadのクライアントコードの最新版を使用(npm化されていないのでnapaというモジュールで導入)
- fs.watch()を使ってファイル変更を迅速に監視(node-watchというモジュールを使用)
- node-devを使うことでサーバ側のファイル変更を監視して、クライアントを自動リロードする機能を追加
- これらの機能をたった一行を加えるだけで使えるようにパッケージ化
となります。
プロジェクトページは下記です。
https://github.com/dai-shi/easy-livereload
最低限の使い方は、
app.use(require('easy-livereload')())
ですが、細かい設定はオプションを引数に与えることでできます。
本質的には他人が作ったライブラリを結合して簡単に使えるようにしただけですが、 相当便利だと思いますので、ぜひお試しください。
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