KineticJSを使ってHTML5 Full Canvasのアプリを作る: 「フリックでスライド」編

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RSS Pipesの補完機能としてのRSSリーダーを、HTML5 Canvasのみを使ってどこまでスマホアプリが作れるのか挑戦中です。

今回は、フリックで横スライドに挑戦しました。 しばらく時間が空いてしまったのは、どうやって実装するかイメージがわかなかったからです。 試行錯誤した結果、比較的満足いくものになりました。

実装するときに気にしているのは、 普通のスマホアプリと同じくらいの操作性を目指しつつ、KineticJSの機能をフル活用して少ないコーディングで実現することです。 横スライドも、縦スクロールと同様にドラッグ&ドロップの機能を活用しました。 なので、正確にはフリックを判定しているわけではなく、ドロップ後の位置でスライドするかどうか判定しています。 ちょっと使ってみると、直感と異なることもあるのですが、それは今後の課題ということで。

今回、Canvasでアプリを作る時に意識をしているのは、軽快さです。 普通に作ったアプリより軽く感じるWebアプリを作れるのかがポイントです。 現状はまだ機能が少ない(そもそも、まだRSSのURLが開けない)ですが、 自分のスマホではかなり軽快にスライド動作ができるようになっています。

他のスマホではどうなのか気になります。 ぜひ、お持ちのスマホで試してみてください。 下記の実行サンプルをスマホのブラウザで開くだけです。

http://canvas-rss-reader.herokuapp.com/

全コードはこちらです。

https://github.com/dai-shi/canvas-rss-reader/

この時点のコードを参照するには、本日のコミットを参照してください。 上記実行サンプルは、今後最新版に変わっていってしまいますので、ご注意を。


6/23追記。

大切な発見を書くのを忘れていました。TweenのonFinishは呼ばれないことがあってはまりました。Tweenでノードを動かしている時に、ドラッグ&ドロップをすると、終了時にonFinishが呼ばれませんでした。setTimeoutを使うことで解決しました。KineticJSのバージョンは、4.5.2です。この仕様が将来のバージョンでどうなるかは不明です。